今年の開催も残るところあと1回となりました!
毎月一回、お料理教室を開催しています。
障害があっても、病気であっても、高齢でも。。食べることの喜びはあらゆる人に共通すると感じています。毎月お料理教室に参加下さるようになったMさんは、障害があり、はじめはなかなか参加者の皆さんの輪に溶け込むことができない様子でしたが、2回、3回と会を重ねるにつれ、表情も豊かになり、みんなで食事をする時間を楽しんでくださるようになりました。
先日お越しくださったTさんは在宅酸素を使用する患者さんで、在宅で療養しながら生活をされておられます。家ではいつも患者さん。外出することもほとんどないようです。でも、お料理教室に来て、3時間!みんなで学び、おしゃべりし、食事を堪能する時間をもつことで、日常にない刺激や発見も多かったようです。
料理教室では普段経験しない味にこだわり、世界各地のお料理を紹介しています。
あえて素材にこだわり、家庭の食卓には珍しい食材を使用し、贅沢な食事を堪能して頂いています。食材、レシピ、調理法、様々なところに新しい発見があると思います。
◯交流・・・食事が楽しいのは、第一に仲の良いこと!私たちは、明るい場で食事を楽しんで頂きたいと考え、空間をマーブリング色のカーテンやテーブルクロスなどで飾り、IDAKISHINサウンドを流しています。
◯コミュニケーション・・・食卓はコミュニケーションの場でもあります。障害があっても、病気があっても、認知症でも、どんな人も仲間として受け容れられ、どんな人も認め合える関係を食卓から目指しています。
◯クリエイティビティ・・・そして最後に料理は創造的活動であると考えています。少しの工夫で生活がずっと豊かになります。個性を生かした創造活動としての料理を、一人一人が追求できることを目指し、創造のエッセンスをお伝えします。
「Bright Kitchens’」の Bright は、「明るい」という意味に加え、「元気な〜」や、「利口な、賢く〜」、また「将来が明るい、有望である」などという意味もあります。
お一人お一人の台所が「明るく、元気な場」であり、「賢く、将来が明るい食を生む」交流の輪(場)がたくさん広がりますようにと願い、今後さらに活動して参ります。
(東郷)